[開催実績] DEI webinar #3 移民・難民編開催しました!

「外国人雇用を短期ローテーションで日本経済を支える」とても悲しいことですが、これが日本にやってくる外国人に対する国の姿勢だと、今回のDEIウェビナー講師の鈴木雅子弁護士は繰り返し訴えられました。

現在、日本にいる外国籍の人は300万人。外国人ということば自体がとても曖昧で、さまざまなバックグラウンドを持った人たちがいるわけですが、諸外国に比べて日本の移民や難民に対する多くの問題提起がなされました。難民については日本では認定率が0.7%。 ドイツ、カナダ、米国など約50%の認定率に比べて桁違いに低いことはよく知られていることですが、入管収容中に亡くなったり、精神疾患を患う外国人がいるなど、国際人権条約に違反しているという事例も報告されました。さらに、親と子が引き離される実態や、性的マイノリティの外国人に対する不寛容など、日本国内におけるグローバル化の課題が多く浮き彫りになりました。

多様で公正、包括的な社会の実現を目指すJAC-USとして、アラムナイのつながりを活用しながら、これらの問題解決に向けてどうイニシアチブを発揮していけるか。多くのことを考えさせられる貴重な1時間となりました。

鈴木先生、ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

次回5月のテーマは「防災」こちらも乞うご期待です!